『アロイド』とはサトイモ科の植物の総称で、観葉植物としてもお馴染みのものから、日頃めったにお目にかかれない珍品まで、多様な形状・色彩で、魅力的な品種を多く有しています。
このページでは、アロイドの中でも代表的な品種を一部ご紹介します。
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学名 | 読み | 主な品種 | 備考 |
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Aglaonema | アグラオネマ | pictum ‘Tricolor’ | 迷彩柄の有名な品種。柄がハッキリしているものは、高値で取引される。 |
unyamanee | ピンクの斑入りでオシャレな品種。 | ||
Alocasia | アロカシア | odora | 和名 クワズイモ として流通している。『食わず芋』の名の通り、有毒植物。 |
jacklyn | 矢じりの様な葉型と、青黒い葉脈がタトゥーのように見える。 | ||
Amorphophalus | アモルフォファルス | konjac | 和名コンニャクイモ。こんにゃくの原料。 |
gigas | 世界一背が高い花を咲かせるコンニャクの仲間。 | ||
Anthurium | アンスリウム | andreanum | 国内で『アンスリウム』として流通している品種。 |
hookeri | ウェーブのかかった大きな葉が特徴。遠目に見ると、シダ植物の『オオタニワタリ』に見える。 | ||
Anubias | アヌビアス | barteri ‘Nana’ | アヌビアス・ナナとして広く流通している水草。 |
Arisaema | アリサエマ | urashima | 日本国内で見ることができる『ウラシマソウ』。 |
serratum | 通称『マムシグサ』。毒性が強く、間違っても食べてはいけない。 | ||
Bucephalandra | ブセファランドラ | sp. ‘Super blue’ | 青いラメがキラキラ輝く、美しい水草。 |
Caladium | カラジューム | hortulanum | 様々なカラーバリエーションが楽しめる品種。ハート形のかわいい葉っぱで女子人気。 |
Colocasia | コロカシア | esculenta | おなじみ日本の里芋。他のサトイモ科植物と比べ、毒素のシュウ酸カルシウムが少ない。 |
‘Pharaoh’s mask’ | 葉脈が立体的に浮き出ており、エジプトのファラオのお面に見えることから、この名がついた。 | ||
Dieffenbachia | ディフェンバキア | amoena | アグラオネマと近縁のため、間違われやすい。 |
seguine ‘Camille’ | 葉の中心が白く、緑とのグラデーションが美しい品種。 | ||
Epipremnum | エピプレムヌム | aureum | おなじみの観葉植物『ポトス』。自生地では数メートルにもなる。 |
Monstera | モンステラ | deliciosa | 代表的なモンステラ。斑入りの個体も近年人気を集めている。 |
obliqua | 小型のモンステラで、『マドカズラ』とも呼ばれる。 | ||
Philodendron | フィロデンドロン | selloum | ホームセンターでも見かける『セローム』。大きくなると葉柄だけで1mを超える。 |
melanochrysum | ベルベットの様な質感の葉をつける。 | ||
Rhaphidophora | ラフィドフォラ | tetrasperma | 通称『ヒメモンステラ』。モンステラほど切れ込みが深くならない。 |
cryptantha | クライマー熱帯植物の代表格。コアなファンも多い。 | ||
Syngonium | シンゴニウム | podophyllum | 葉脈に沿って、淡いグリーンが入る、オーソドックスな品種。 |
‘Pink Splash’ | ピンクの斑がランダムに入る奇抜な品種。スプラ〇ゥーンを連想させる。 | ||
Spathiphyllum | スパティフィラム | wallisii | 国内で流通する、おなじみの白い花『スパティフィラム』はこの品種。 |
Zamioculcas | ザミオクルカス | zamiifolia ‘Raven’ | ソテツ属のザミアに似ている。黒光りしてかっこよい品種。 |
いかがでしたでしょうか?
園芸店でも・私たちの生活の中でも、お馴染みの品種から 馴染みのないものまで、この一部のリストだけでも アロイドの多様性がお判り頂けたのではないでしょうか?
実際に手に取る機会があれば、じっくりとその形状・色合いを観察してみてください。
一度ハマってしまうと、その魅力から抜け出すことが出来なくなる。それがアロイドです。